遊び人と申します。初めてのブログ記事で緊張しております。
前に知り合いが書いたブログ記事を読んで僕も書いてみたいと思っていて、最近になってSPECを一気見したのでその感想を書こうと思う。
まずSPECという作品について軽く説明すると様々な能力(SPEC)を持った能力者(SPECホルダー)による事件を警察の小さな課が解決していくというTVドラマであり、映画も作られている。
僕はドラマのなぜか最終回から零までは見ていたのだがアマゾンプライムで全部見れるようになっていたので全部見ることにした。
前置きはここまでにして、そろそろ本題に入ろうと思う。
↓ここからネタバレあり
簡潔にまとめると面白い作品ではあるが結で敵が強大にしすぎて最終的に微妙になってしまったと感じた。
SPECは脳の使われていない部分が人の強い思いに反応して生み出されるものだという説明(推測ではあるが)を最初はしていたし、それでよかったのに結で突然本当はSPECは先人類が持っていたもので、先人類の遺伝子を継いだ人がSPECを発現するという突拍子もない設定が出てきて、当麻の能力は先人類を平行世界に連れていくためのものだと説明されては？？？？？？？？？？？？？ってなった。マジでそんな描写今まで無かったし。そもそも全人類がSPECを持つ可能性があり、その可能性を無くそうとする者たちとの戦いも一つのテーマであったはずなのに、結局一部の者しか能力を持てないというそれを否定するような説明は必要なかったと思うのだが。こういうことについて伏線一つもなかったのでダンガンロンパV3をやった後みたいな気持ちになった。せめて以前から何らかの伏線が張られていたら良かったんだが。
あとTVシリーズ最終話のラストシーンは当麻が一を能力で召喚した(と当麻は思っていた)と説明されていたのになぜ微動だにしない当麻の瞳に誰かが映るという表現にしたのか。それじゃあ一が勝手にやったみたいじゃん。それだと当麻は知覚できないし、翔じゃちゃんと当麻も指鳴らしてたし。それにそいつは結局クローンだった訳だけど、なんで現れたり消えたりするときに染み出てくるみたいな表現にしたのか。時間を止めて移動していたのであれば一瞬で消えるし、翔で当麻の召喚したSPECホルダーが消えるときと同じ消え方だったからあの一は死者の方だとも解釈できるけど、それだとなぜ一だけ地面から引っ張り出す必要がないのかがわからない。
やっぱり続編作れる程度に適当に伏線張っておいて作るのが決定してから話を作ってるからこういう悪い点が生まれてしまうんじゃないかと思う。ちゃんと終わりを見据えて話を作ってもらいたいと感じた。
悪い点ばかり挙げてきたので良かった点も挙げたいと思う。
基本的にコナンみたいな流れなので誰が犯人かに加えてどんな能力かを推測する楽しみがあった。
登場人物の目的もわかりやすく共感できたので面白かった。取り締まる側は治安のために法律で取り締まれないSPECホルダーを排除しようとし、SPECホルダー側は普通に生きるためにSPECを使ってそれに対抗する。主人公たちは真実を求めようとし、セカイたちは地球を汚す人間を一掃しようとする。どの勢力にも正義はあるので簡単に悪と断じれないところがよかった。ただし地居は完全に悪。
TVシリーズの真のラスボスは主人公の近くにいるというのはよくある設定ではあるがやっぱり面白い。能力も近くにいてもおかしくないようなものだし。
最後に言いたいことがあるとすれば結は先人類とかなしの方が良かったんじゃないかなと思う。最後の方マジで意味不明だったからな。
ちなみにSICK'Sはテレビでやってたのを見たけどSPECの二番煎じ感が否めなかったのでたぶん見ません。
